PSP時代の乙女ゲーム〜後編〜
緋色の欠片
薄桜鬼が出る前のオトメイトの代表作。私は薄桜鬼よりも好きかな。
私と藤田麻衣子さんを出会わせてくれた意味でも特別な作品。
わたしは鬼斬丸の封印の生贄になる為に生きてたちっちゃくて最強に男らしい風使いのカラス、真弘先輩が大好き。誰より生命力に溢れてるのにどう転んでも死と悲恋にしか転ばない状況もそうだし、そこから圧倒的光属性でハッピーエンドをもぎ取る所も大好き。
覚醒後の羽の生えた姿もカッコいいし、誰よりもバカそうにしてる真弘先輩だけが子供の頃から将来何のために自分が死ぬのか叩き込むために全て知っていて、キスで覚醒する事を知っていた所がまあ本当に好き。あんなに説得力のあるキスシーンがありますか。
蒼黒の楔 緋色の欠片3
無印と分けちゃうくらい好き。相変わらず真弘先輩が最強なのは変わらず。
鬼切丸を封印してしまった事で生じた新たな弊害っていう設定がなるほど自然な流れでいいなって感心した。
前作であれだけ必死こいて封印した鬼切丸を解放して戦うとかいう脳筋すぎる真弘先輩愛してる。
蒼黒の楔で圧倒的"美"祐一先輩も好きになった。
ヒイロノカケラ
存在が謎。緋色シリーズも何故かネオロマみたいなキャストシステムを採用してるよね。
設定の引き継ぎ方が微妙なので子供の頃の私はすごく混乱して、受け入れられなかった…気がするんだけど、セーブデータを見る限り意外としっかりプレイしきってた。記憶にはまるで残っていない。
DIABOLIK LOVERS
これは唯一自分で購入しなかったゲーム。話題が絶頂だった時代に友達に借りました。
推しはレイジさんだったから、私も存外常識人だなと痛感しました。三つ子は弾けすぎていて終始刺さりませんでした…
一番見せ場の吸血シーンがわたしには無理すぎたので本当に向いてないんだと思う。
ただ、この後に無神ルキという素晴らしい櫻井孝宏に沼ってしまい、なんなら今でもルキ君だけは神だと思ってる。
文明開華 葵座異聞録 再演
本当に全く覚えてない…
なんか武器になって戦うんだっけ?
LGS〜新説 封神演義〜
これはもう本当に大好きなゲーム
封神演義で主人公性別転換されてるし、蘇妲妃も男に性別転換されてるんだけど、その妲妃のルートがもうすんごくしんどくて好きだった。
バッドエンドの種類も多くて、かなりしんどさ地獄MAXの素敵なエンディングも多くて丁寧に作られた作品だなと節々に感じられて良かったんだ…
パッケージでヒロインの楊栴を抱いてる師匠、真相を知るともう、直視できない。後ろに写ってる太公望のバッドエンドがすごくすごく好きで今だに見返してました。
なんとかしてLGSだけでも別媒体で楽しみ続ける事はできないだろうか……
オトメイトさんは、このマイナー作品をまだ愛してやまないユーザーがいることを知ってほしい…
クリムゾン・エンパイア
最初で最後のクインロゼ作品。何故最初で最後なのかというと私とシステムとの相性が最悪だったから。
例の如く谷山紀章が出ているので買ったものの、始めてみたら谷山が好みと真逆の系統だったので、とりあえず主人公が仕えてる鈴村健一王子様をやろうと思ってシステムわからず進めてみてたら、バッドエンドに辿り着き、王子様は処刑され、主人公も後追い自殺してしまった。
断罪のマリア
好きすぎて言葉が出ない
お店のポップに「前作にはなかったハッピーエンドを追加!」って書いてあったのを見て、それまではハッピーエンドが存在してなかったなんて、ヤバい地獄ゲームなんじゃないかって思って購入したら、想像を絶する絶望に襲われてまともなメンタルが保てなくなった。
正直、普段ゲームで重要視する「ゲームとしての丁寧さ」とか「シナリオの整合性」とかは酷いものだけど、それでもいい、大好き!って本能レベルで愛してしまった。
「神様も知らない内緒の恋」
っていうコンセプトも好き。
自分がミッションスクールに通っていたので聖書やキリスト教に関連する話は元々刺さりがちだったんだけど、それにしても聖書をMAX地獄解釈した結果、みたいなシナリオで血の涙が止まらない。
私は悪魔崇拝の秘密結社、ヘルファイアが箱推しな上に最推しがそこのNo.2のヴェガ君だったのでシナリオのカインとアベル厨二解釈が凄かった。追加された恋愛エンドで片目潰されたし歩けなくなっちゃうハッピーエンドも悪くなかったけど、サッドエンドがあまりにサッド、この世の悲しみと切なさの極みで今思い出しても胸が張り裂ける。
相当数のキャラがハッピーエンドで全然ハッピーじゃないの、逆に自分の妄想で頑張って幸福を補おうとしちゃうので沼を加速させてると思う。戦略的地獄。
ヒロインのマリアちゃんが阿澄佳奈フルボイスなのがアスミス好きの私大歓喜だったし、マリアが歌うエンディング曲が2曲どっちも激ヤバ麻薬ソングで大好き。「内緒の十字架」聴きながら108回は泣いた。
こうして見返すと、ネオロマを抜いているからか、シリーズものを纏めているからか、昔自分で思っていたよりも少ないなっていう印象と、あとは「シリアスと地獄が大好き」っていう自分の嗜好を改めて痛感しましたので、これからも新しい地獄をどんどん発掘していきたいなって思います。