はじめて舞台をみた話
*下書き消化です
タイトルの通りです。はじめて2.5次元舞台というものを(映像ですが)拝見しました。
見たのは2年前の遙かなる時空の中で3の舞台映像。
「舞台ではヒノエくんが平家につく」という情報を知ったことがきっかけです。当時あまりに舞台化というコンテンツに無関心だったために、こんな重要すぎる情報を3日前初めて知りました。平家の神子のおかげです。
ヒノエくんへの理解が深まったら今回の源氏に与した理由も想像できるじゃないかと邪推したのですが、それは全然ダメでしたね。むしろヒノエくんの戦における徹底した合理性や俯瞰的な視点を再認識させられ、「まじでなんで源氏………」状態に陥りました。
ただ、舞台自体は見てすごく良かったです。2.5次元舞台に対する考え方がいい意味で変わりました。勿論種類にもよるでしょうが、こんなにもただの立体化ではなく「ひとつの作品」として独立性を持ったものなんですね。一周目からあの絶望に辿り着くための最短ルートを辿るとこうなるんだ…って普通に納得してしまいました。若き恋敵ペア推しとしてはヒノエくんが譲を斬り殺した瞬間は流石に一度スマホを閉じましたが。
ヒノエくん、青龍の次くらいに分量が割かれていたのは人気故でしょうか。
とにかく彼の行動に対する説得力が違いましたね。むしろ原作で1周目の運命、最後まで一緒にいてくれた事が変だったんじゃないのかとすら思ってしまいました。きっとあれは「花のように可憐な女の子」に対する哀れみで一緒に居てくれたんですよね。多分原作もあの後の時空が続いていたなら熊野としては平家に着いたんだろうな…
ヒノエくんが要所要所の一言で望美に失望し、戦局を読んで平家に着く様が克明に描かれていて大変な絶望を味わいました。そうだよね、絶対早めに平家についた方が熊野として利益が大きいよね。
その分だけ2周目の運命での彼の勝ち方も「え、むしろなんで原作でこの勝ち方なかったん??」ってくらいヒノエくんとしてスマートでドキドキして口から内臓出そうでした。
陸路で船を運んでくれるヒノエ君も好きだけど、「敵を欺くにはまず味方から」という手法は王道だけどヒノエくんは好きそうですよね。
そんなこんなで大変満足感のいく作品に感銘を受けまして、十六夜記のチケットも1公演ご用意してみました。これがリアルの舞台としては初体験になるので来年が楽しみです。
まあ十六夜記の舞台ですと、朱雀の女にはさして美味しい部分はないかな〜とも思うのですが、景時さんの心が最果ての氷原に行ってしまうかと思うと絶望感で今からドキドキしてしまいますね。
人生ジャンルが動いた話
2月のイベント発表から待ちに待ち、9月のサイトからまた焦らされ、毎日毎日福山潤から「こらこら、まだ準備中だぞ?」と言われ続けて早2ヶ月、ついにこの日がやって参りましたね。
金色のコルダ新作アプリゲーム化おめでとうございます。
本当に手放しで嬉しかったです。
色々と賛否両論あるそうですが、オクターヴのような既存の1と3のシリーズ合わせてのアプリ化は難しいと思っていましたし、私は9月にキャスト続投が決まった時点で、何がきても万歳三唱で喜ぶ準備は整えておりました。
やはり収益の面で見て今ソシャゲに勝るものはないでしょうし、ただでさえ「貴族の遊び」と称されるネオロマンスですから、こうやって新規層を取込みやすいライトなコンテンツはあった方が未来の為だと思います。実際、大学の後輩とかに布教しても「アプリありますか?」と聞かれることが多々ありました。若い世代はよっぽど興味がなければSwitchを持っていても5000円越えの据え置きは買ってくれないですからね。
ただ一点原画が呉先生でなくなってしまったのは確かに私も残念でした。でもきっと呉先生は大学生編のご執筆でお忙しいんですよね!
新作の情報圧が凄すぎて脳内から吹っ飛びかけていたのですが、昨日の発表でもう一つそれはそれは嬉しい事がありまして。
それが大学生編の「ifルート」の連載でした。
正直新作よりこちらの方がまだ信じられないです…
だって私の意思とは別の意識を持った、漫画の日野香穂子が自分の意思で柚木梓馬を男として好きだと認識して結ばれるんですよ??
こんな未来が存在する世界に生まれ落ちた事を人生最大の幸福と言わずしてなんと言いましょう。
先日友人に「大学生編の3巻の柚木梓馬があまりに切なくて1ページごとに泣いてしまう。月日以外考えられないのに柚木にも結ばれて欲しいし、土浦の未来にも香穂ちゃんがいて欲しい、耐えられない」とそれはそれは面倒くさいオタクムーブメントをかましたばかりだったので、よもや全ての願望が叶えられるとは思いもよりませんでした。
顧客のニーズに完璧に応える白泉社とコーエーに今日もお布施の手が止まりません。
すべてが幸せすぎて昨日は若干30秒のPVをコマ送りで気が狂うほど見返しました。
赤い制服の高校が京都にあるみたいですね。神南の秋服にちょっと似ていていいですね。
普通科の田丸篤志くんが榊大地と加地くん足して割ったみたいで既視感すごかったり、ひまわり畑の男の八葉感がすごかったり。
個人的には、どう見ても身長192cmの爆イケオーボエ学ラン君が保村真だったら10割10分10厘の確率で推しなので楽しみです。
オケというからにはオーボエ必須ですよね?あの学ランくんにチューニングされたいです。
公式サイトも穴が開くほど見返したのですが
旅の相棒は、古い洋画で見たようなレトロバス。
ご当地ネタで盛り上がり、地域のソウルフードに舌鼓をうち、時には夕暮れの海辺で涙して、絆は音楽とともに育まれていく。
という部分に牡蠣のポン酢ジュレや金目鯛の干物ストラップに通ずるネオロマンスの狂気を感じられて最高でしたね。
余談ですが、
この建物ヴァイオレットエヴァーガーデンのモデルになった京都の郵便局ですよね?偶々今年旅行で訪れていたんですが、聖地に事前巡礼済とか私オタクとして意識高すぎませんか?
コーエーのおかげで人生が今日も最高に楽しいのでいつでも課金できるように準備を整えておきたいと思います。ではまた!
遙か7 キャラクター感想 宮本武蔵&佐々木大和編
「遙かなる時空の中で7」キャラクター別感想、今回は朱雀編です。朱雀の二人は心根は全然違うけれど、お互いが「剣」を通して成長していく物語でしたね。どちらも立場ある戦国武将ではないので、怨霊や呪いなどといったどちらかと言うとオリジナルのストーリー展開がとても遙かシリーズらしくて面白かったのと、武蔵の話では七緒ちゃんの弱さ、大和では幼馴染みの関係を通して見る七緒ちゃん本来の気質が伺えて、神子というより「等身大の天野七緒ちゃん」という女の子について私は愛おしさを覚えました。
天の朱雀・宮本武蔵(CV:阿部敦)
武蔵くんルートはもうほんとうに王道の成長物語でした。コハク君の様に闇が見える事もなく、悩みはすれど圧倒的光属性でキラキラしていて、ポケモンでもやってる気分でサクサク進みました。
絶妙だな〜と思ったのが、武蔵くんのちょっと王道すぎてイマイチインパクトに欠ける部分を補う謎の剣士こと足利義輝(CV:花輪英司)
超ピンポイント層を狙った沸きポイントですが、平経正様の拗らせリアコは狂喜乱舞の大騒ぎですよ。
義輝様が殺される時の無念に満ちたお声……
義輝公に味方した昔の神子も一緒に殺された話も出てきましたが、こんなに立派な人なら私も仕えたいな。
武蔵くん個人でもすごく好きだったイベントがあって、火に怯える七緒ちゃんを励ましてくれたお話で、神子として炎を克服しなきゃって言う七緒に武蔵くんは「手が震える時にはオレが姫様を支えます。心が弱って歩けない時にはおんぶします」って言って弱い七緒ごと包みこんでくれたのが暖かくて、優しくて泣きました。
そこからの火事場での姫抱き救出は17歳の女の子はこんな事されたら好きになっちゃうよねって密かにほくそ笑みました。
あと、武蔵ルートでは最後に王道の仲間たちが「ここは俺が引き受ける!先に行け!!」してくれる展開と暴れ回る天地八葉コンビが楽しくてよかったです。
地の朱雀・佐々木大和(CV:岡本信彦)
まず大和のビジュアルは1番好みでした。
ただ、プレイ直後の感触としては「思ってたほどじゃないな〜」といった感じだったんですが、まあ殆どは真田幸村直後だったせいかな。
大和のお話は、エピローグでの
「帰る場所なんてない、理解者なんて現れない。
けど、別にそれでいい。
本気でそう思ってたんだ。
本当は、ずっと前から隣にお前がいて、もうとっくに、そのぬくぬくした心地よさに浸ってたっていうのに。
何もかもから目を背けていたから、そんな事にも気づかなかった。我ながらマヌケすぎてちょっと引く」
という本人の言葉が最もよくシナリオを表しているなぁと思っております。
大和のルートで1番良かった点は「女子高生の天野七緒ちゃん」自身の魅力が沢山詰まっていた所でした。
個人的にすごく好きな話があって、剣が楽しい事に気付いた大和に対して七緒ちゃんが
「おかしい、大和より、私のほうがよっぽど大和に詳しいなんて」
と言うんですよね。
その後に結局、大和から俺の方がもっとお前に詳しいからお前もまだ自分のこと知らねぇじゃんってマウント取られちゃってドキドキしたんですが、ふたりはこんな感じで終始相手の事を分かりきっていて、関係性が出来上がっている所が安心して楽しめてよかったですね。
ただ、中盤で帰宅したら疎遠だった父親に新しい子供がいて「パパの前の家族だよ」と言われる所は現代人ならではのリアリティがあって、正直メンタル的にキツくなって一度ゲーム閉じてしまいました。
メインのお話としても、無気力で孤独に生きた大和が剣の道を見つけ、仲間の温もりを知り、別離を経て側にある恋に気付き、ついにあの大和が感情の力だけで呪いを祝福に変えた、というのはやっぱり胸にくるものがありましたし、やっぱり大和も「慈愛」の朱雀だったんだな……としみじみ感じ入ってしまいました。
あと、終盤大和が七緒ちゃんを抱き締めるスチルがとっっっっても素敵で大好きなので是非プレイしてみて頂きたい。
「私といても、大和が悲しい顔をしない」
という七緒ちゃんの言葉と共に見る二人の涙には心が洗われました。
結末に感しては、宗矩さんのルートでかなりターラに感情移入してしまったのもあって、プレイ当時は大和に対する仕打ちやオチのインパクトがなぁ…とか思ったのですが、今は彼女が幸せになれる結末が用意されていることに純粋に感謝しています。
青龍に比べてかなりあっさりした感想になってしまいましたが、朱雀のふたりは胸が温かくなるお話でなんだか幸せな気分になれました。
遙か7 キャラクター感想 真田幸村&天野五月編
「遙かなる時空の中で7」のキャラクター別感想、最初はやっぱり青龍のふたりからはじめたいと思います。
青龍ルートは今回ラジオでも「物語の根幹に早く触れたい方は青龍からがオススメ」と言われていた通り、主に七緒ちゃんの正体についてのシナリオが展開されていましたが、そこに対するアプローチが天地で真逆なのがすごく面白かったです。わたしは先に幸村をプレイしたので、幸村ルートでの五月の発言が彼のルートで実行されていたりしてワクワクしました。
*ここから先はかなり容赦ないネタバレ感想になりますので、未プレイの方はご自身で判断して下さいね。
天の青龍・真田幸村(CV:寺島拓篤)
最初にやるんじゃなかった。
このままだと一生引きずるかもしれないので早く続編出して下さい。(どうせ出る)
それでもこのルートだけで諭吉札くらいの価値はあるので迷っている方は本当に購入して頂きたいです。
まず自分が真田幸村について家族が見ていた真田丸チラ見したくらいの知識しかないので、偉そうな事言えませんが、真田家の兄の離反や弟の死など、家族の話にもしっかり分量が割かれていて、特にお兄さんとは随所で仲睦まじい様子が描かれていたからこそ離反に対する怒りや、そこからの理解しつつ対立する、そんな様子も描かれていたし、そういう部分には神子を無駄に介入させないシナリオである所なども、歴史好きな方も満足できる丁寧な作りだなと感じました。
その上でしっかり別に恋愛していたので本当に良シナリオでした。青龍ルートはいつもそのシリーズを象徴するシナリオになるので、一周目から「これが20周年の本気」っていうのをひしひし感じられると思います。私は本気すぎてメンタルゴリゴリにやられましたし未だに立ち直れません。訴えたい。
ここから主観たっぷりの感想になりますが、本当に作品の根幹までのネタバレを容赦なく致しますので気を付けてください。
こんな凄まじいメリバ見せられるとは思ってなかった。
正直言って、舐めてました。幸村は大坂夏の陣で死ぬ、という事は知っていたので、弁慶や沖田くんのように「死ぬ間際で七緒の世界に逃げる」お馴染みハッピーエンドを迎えるのかなって想像してたんですよね……
ある意味間違ってはなかったけど、行った先がまるで違うし、ちゃんと「死ぬ」のか、って心底驚きました。
体験版のあと、散々黒龍が〜などと言っていましたが、今回の「遙か7」そういう次元のお話じゃなかった。七緒は神子ではなくて白龍そのものだったんですね。遙か3では白龍が人間の男性を形どって攻略キャラになっていたのでその逆ですね。
強い龍神の力を使用し目覚める程に人ではいられなくなって、完全に覚醒したら「七緒であった事」も全てが溶けてなくなってしまう。こんなの泣かずにいられる訳ない……
別れが怖くても、世界を救うためなら力を使ってしまうというのは龍神としての性なのか、人としての七緒ちゃんが築いてきた感性なのか……
しかもそこ普通の乙ゲーなら「力なんて使わせない。一緒に術を探そう」ってなるのに、「姫を愛しているから、姫がそう決めたなら従う。意に沿わぬ事をして姫の心を殺したくない」っていう幸村が本当にしんどかった。そんな綺麗な目で愛してると言うのにどうして……
七緒ちゃんも、今回すごく印象的だったんですが何度も「幸村さんが大好き」「幸村さんに恋をしてよかった」と伝えていて、お互いの愛情を感じるほどに読み手として苦しさが募りました。ライターさんは鬼ですね。
ただ、正直それでも途中までは「きっと記憶の欠片で幸村が七緒の存在を取り戻して現代ワープだ!」って思ってたんですよ……
それなのに今回はシステムはご都合チートなのにシナリオは全くチートじゃなかった。
三成との約束を果たしてようやく柵から開放された幸村の
来てくれたのですね、私の姫…
あなたという方は…本当にどこまでも私の思いを汲んで下さる
あなたのおかげで……私は友との約束を果たせました
もう、何も…
あなた以外に求めるものはありません
姫…私の声が聞こえますか?
私はここです……
人の世で成すべきことはすべて終えました…
後は…あなたに……ーー
という語りの寺島さんの演技がとても苦しくて素敵でした。
この後の仲間みんなが彼の死を悼む描写がとても胸にきて………しかもね、途中で幸村が1章でプレゼントしてくれた反物、拒否る選択肢しか出なくて幸村可哀想だなって思ってたんですよ。そしたら勝手に仕立ててその着物でスマホで写真を撮ってもらって……この時のふたりのなんとも言えないむず痒い距離感が堪らなく可愛くて。その時はいつか2人で見返すんだろうなって思っていたのに、最後、この写真を見るのは現代に帰った五月兄さんひとりで。五月兄さんは七緒が消えたあと、彼女の部屋でこの写真を見つけてどう思ったんだろうと思うと苦しくてまた泣けました。
その後、死んだ幸村は神域へと導かれて、時空のかけらを頼りに七緒を取り戻しますが、ここでずっと「姫」としか呼んでくれなかった幸村からの「七緒」呼びとその時のなんとも愛おしげな声がもう……多分てらしー相当丁寧に演じてくれたんだろうな……本当にありがとう
五月ルートをプレイしたら、「龍神になっている時は自分が個であった意識は完全に消えてしまっていたけれど、無意識に五月の様子を見てしまう」っていう描写があってボロクソ泣いたんですが、絶対に幸村ルートでもそうだったんだろうな……覚えてなくても幸村をずっと見守っていたんだろうな…って思って見返したらまた泣きました。
再会した七緒ちゃんも「永遠の時空の中であなたに会える瞬間をずっと探していました」と伝えていて人の世では10年ちょっとでも過去も未来も混ざり合った龍神の世界では一体どれ程の時間を七緒ちゃんは過ごしていたんだろう…
「時空のかけらがある限り、私はわたしのままであなたを待ち続けます」と言っていたけれど、きっと覚えていても寂しいし、忘れていてもすごく寂しかったんじゃないのかな。
三成との約束があるから、果たす使命があるから共に居られなかった幸村が最後の最後で七緒に「あなたは今、何を望みますか?」と問われてやっと「あなたとの永遠を」と答えられたことがすごく嬉しくて哀しくて胸がいっぱいになりました。
この結末を生きて迎えられなかったのかな、と考えてしまうけど、どこまでもまっすぐで優しい2人だから役目を捨てられないし、これ以上もこれ以下の結末も想像できない…
再会した2人は、それこそ死にすら分かたれる事のない永遠の幸せの中暮らしていくのだから、喜びに満ちているはずなのに、この結末に悲しみを覚えてしまうのは人間の価値観なんだろうなって我が事ながら思い至りました。
とにかく終盤泣き通しで苦しすぎて全く纏まらない文章で申し訳ないです。感想を書く上で見返していたらまた鼻水ぐずぐずに号泣してしまいました。
これは間違いなく一生忘れられないシナリオです。
地の天龍・天野五月(CV:鈴村健一)
幸村と違って、一片の曇りもない超絶ウルトラハッピーエンドで高低差で耳がキーンってなった。
立ち絵でよく、目を閉じて困って悩んでるやつがあったんですけどあれが面白くてめっちゃ好きだった。
五月兄さんは戦国オタだけあって作中でも常に色んな歴史を教えてくれたり、陰陽道極めすぎてて、クソチートでしたね。
散々気にしていた「一族がどうして七緒時空に移住したのか」の点は掘り下げがなくて少し残念でした。
あと、七緒を取り戻す所は王道だけどめっちゃ泣きました。
龍神になってしまった七緒ちゃんの個が溶けて「七緒」である事を忘れてしまったり、それでも無意識に五月が気になってしまう所、ちび龍に白龍に名はないと言われて「じゃあわたしは、あの人に名前を呼んでもらえないね…」と寂しそうに言う所は哀しすぎて、どうしたらそんな言葉が思い付くのかと頭が痛くなりました。
七緒を取り戻す件も、五月は宗矩みたいに龍神と七緒を切り離す術は持っていなかった訳だから、それこそ想いの強さで起こした奇跡だなって感じ入りました。
からの兄貴の話。
いや〜〜〜〜、ビジュアルは1番似ているとは思ってましたが、流石に石田三成が現代人はないだろうと思って頭から除外してました……
しかも生き晒しされた三成の救出方法が龍神力前向きに活用しすぎててワロタ。直前まであんなに感動的に必死に人に戻したのに、超積極的に使うじゃん……七緒ちゃん強すぎてそういう所すごく好きです。
最後、きちんと龍神としての代替わりを果たして明確に「人間」としての結末を迎えたのでスッキリハッピーになれました。
五月は一貫して「人間」としての七緒の幸せを望んでいたのが、私としては共感する部分でした。人間としての七緒と最も長く過ごして、兄弟を一度失くした五月だからこそ、ここまで想えたのかな、と思いました。
幸村ルートに比べて五月の感想があっさりになってしまったんですが、五月ルートもすごく面白かったです。ちょっと七緒ちゃんの設定で新たな疑問がいくつか生じたりもしたんですが、メモブで解消されればいいなと願っております。
「遙かなる時空の中で7 」総評
こんばんは。前回「来月までできない〜」と言っておきながら、やる事前倒しに終わらせて翌日には購入していました、遙か7。
面白すぎて秒で周回して八葉ルート終わりました!大団円はまた時間のある時に手をつけたいと思っておりますが、本当に満足度の高い作品だったので、とり急ぎ超簡単にシステム中心に感想をまとめました。発売直後の作品ですので、今回はネタバレなしでお送りします。
まずは良かった点。
- シナリオも重厚で、キャラクターの内面に寄り添っていて、殆どの人で一回は泣いていた気がします。
- 分量も共通5章+分岐3〜4章で、分岐後は個別にかなり違う展開なので飽きずに楽しめました。
- 自分が戦国時代に詳しくないのでなんとも言えないですが、歴史的な部分も特に矛盾なく上手に世界観に溶け込んでいたと思いました。むしろ、歴史を変えようとして怨霊に邪魔されたり、逆に怨霊を倒したお陰で敗将が助かったりして面白かったです。
- モノローグや五月兄さんの言葉で何回も「俺たちの世界とどこまで同じか分からない」「二つの世界の歴史はどこまで同じ道を辿るのだろう」とか、私たちの戦国の歴史と、この世界は違う「異世界」なんですよ、っていう点を口酸っぱく伝えている点がすごく良かったです。戦国武将をモチーフにしている以上、分かっていても無意識に重ねて見てしまうし、予防線はしつこいくらいが丁度いいと思いました。わたしも遙か5の時、沖田くんが新撰組抜けた時、分かってても幼心に「本気?!」って思ったもん…
- グラフィック詳しくないので上手く言えないんですが幸村のラストとか、他にも「え?!これ遙かのスチル?!」っていうようないつもとタッチが違うものがいくつかあって、もう涙が止まらないくらい美しかったです。
ここから先は個人的にイマイチだった点です。
- 好感度とレベルを引き継がなかった所
よく考えたら上書き設定の話でもないので当たり前なんだけど、周回してチート神子でボコる快感が味わえないのは泣いたし、引き継げる前提で育成してたのでしぶかったですね。
参考までに
引き継げるもの……好感度アイテム、育成アイテム
引き継げないもの……神子・八葉Lv、必殺技、明王・四神、好感度、キャラ同士の親密度、キャラ必殺技
となっていました。また、必要最低限だけ戦って、一周でだいたい神子Lv40、八葉Lv30前後になりました。ラスボス戦闘も特に困らなかったけれど、レベマ99に設定してある意味………
2周目以降は戦闘スキップあるので2周で終わらせるのが1番効率的だと思います。
- 戦闘システム系がやっぱりイマイチ
特に、今回キャラの立場上、八葉が円陣に揃わない事が多くて、何ならラスボス戦も2〜3人だけだったりするのに、相克全く無視した敵ばかりな時もあるのはどうなの??と思いました。
あと、基本3倍速でプレイしたのですが、四神や明王札技の口上が途中で切れちゃうのはちょっと嫌でしたね。
最後に、キャラクターとシナリオに関してですが、個人的にはちょっとでも涙腺に自信のない方は真田幸村は後に回す事をオススメします。
わたしは幸村を最初にプレイしてしまったせいで、次の時に幸村が映るたびに「ウッ…幸村…っ」状態になって大変でした。
話の核心に触れたいけど……という方には天野五月がオススメです。
ちなみに、わたしは真田幸村→佐々木大和→天野五月→黒田長政→宮本武蔵→阿国→柳生宗矩→直江兼続の順でプレイして推しキャラは阿国さんと兼続さんでした!!
これからまた別にネタバレ有りのキャラクター別の感想もまた出したいと思っておりますが、いかんせん亀更新なので、きっとわたしが全員描き終わる頃には世間の波は過ぎてるでしょうね……
ではまた!
【日記】おうち時間とゲーム
こんばんは。今月の1日から晴れて新社会人になった……はずなのですが、幸か不幸か在宅勤務で暇を持て余しております。家にいるだけで正規の月給が発生しているので間違いなく「幸」な方ですが如何せん有り余るこの時間、流行りのどうぶつの森にも飽きてしまい、乙女ゲームを崩していく日々を送っております。
そんなこんなで今月に入って
- レンドフルール for Nintendo Switch
- カラーマリス for Nintendo Switch
- ピオフィオーレの晩鐘
- 蝶の毒 華の鎖〜大正艶恋異聞〜
をプレイしました。
時間があれば個別に感想も残したいのですが、シリアスと地獄が大好きすぎて
評価が
レンドフルール>>蝶毒>>>ピオフィオーレ>>>>>>>>>>>カラーマリス
とひどい偏りになってしまったので、カラマリに関しては個別に感想は残さないかなって思います。
世間評判のいい作品だったのでかなり期待してプレイしてしまったのも悪いんですが、バトエン厨の立場からすると雑な乱立分岐バッドエンドはアムネシアと変わらず、ただアムネシアにはそれに意味が生じていたけれど、今回は急にただ死ぬだけだったので非常に残念でした。花邑先生の絵も、アムネの頃の方が好みでした。
ストーリー展開も盛り上がりが尻すぼみになってしまっているキャラが複数いて、それってどうなの?って思ってしまったり…
柳さんの攻略制限の意義についてもちょっと疑問が残ったり、色々と粗を探すと見つかってしまう、という要素が多くて、せっかく気合を入れて設定を盛ってるのに全体的に惜しいな、という印象を受けました。
それに対して、世間評判が真っ二つに割れているレンドフルールは相当刺さってしまったので、もう全く好みだな…と感じました。
もう1週間以上ポストより遠くに外出していない気がするのですが、さすがにこのまま何ヶ月もゲームばかりして過ごすのは辛いですし、早くこの事態が落ち着くといいなと切に祈っております。
PSP時代の乙女ゲーム〜後編〜
緋色の欠片
薄桜鬼が出る前のオトメイトの代表作。私は薄桜鬼よりも好きかな。
私と藤田麻衣子さんを出会わせてくれた意味でも特別な作品。
わたしは鬼斬丸の封印の生贄になる為に生きてたちっちゃくて最強に男らしい風使いのカラス、真弘先輩が大好き。誰より生命力に溢れてるのにどう転んでも死と悲恋にしか転ばない状況もそうだし、そこから圧倒的光属性でハッピーエンドをもぎ取る所も大好き。
覚醒後の羽の生えた姿もカッコいいし、誰よりもバカそうにしてる真弘先輩だけが子供の頃から将来何のために自分が死ぬのか叩き込むために全て知っていて、キスで覚醒する事を知っていた所がまあ本当に好き。あんなに説得力のあるキスシーンがありますか。
蒼黒の楔 緋色の欠片3
無印と分けちゃうくらい好き。相変わらず真弘先輩が最強なのは変わらず。
鬼切丸を封印してしまった事で生じた新たな弊害っていう設定がなるほど自然な流れでいいなって感心した。
前作であれだけ必死こいて封印した鬼切丸を解放して戦うとかいう脳筋すぎる真弘先輩愛してる。
蒼黒の楔で圧倒的"美"祐一先輩も好きになった。
ヒイロノカケラ
存在が謎。緋色シリーズも何故かネオロマみたいなキャストシステムを採用してるよね。
設定の引き継ぎ方が微妙なので子供の頃の私はすごく混乱して、受け入れられなかった…気がするんだけど、セーブデータを見る限り意外としっかりプレイしきってた。記憶にはまるで残っていない。
DIABOLIK LOVERS
これは唯一自分で購入しなかったゲーム。話題が絶頂だった時代に友達に借りました。
推しはレイジさんだったから、私も存外常識人だなと痛感しました。三つ子は弾けすぎていて終始刺さりませんでした…
一番見せ場の吸血シーンがわたしには無理すぎたので本当に向いてないんだと思う。
ただ、この後に無神ルキという素晴らしい櫻井孝宏に沼ってしまい、なんなら今でもルキ君だけは神だと思ってる。
文明開華 葵座異聞録 再演
本当に全く覚えてない…
なんか武器になって戦うんだっけ?
LGS〜新説 封神演義〜
これはもう本当に大好きなゲーム
封神演義で主人公性別転換されてるし、蘇妲妃も男に性別転換されてるんだけど、その妲妃のルートがもうすんごくしんどくて好きだった。
バッドエンドの種類も多くて、かなりしんどさ地獄MAXの素敵なエンディングも多くて丁寧に作られた作品だなと節々に感じられて良かったんだ…
パッケージでヒロインの楊栴を抱いてる師匠、真相を知るともう、直視できない。後ろに写ってる太公望のバッドエンドがすごくすごく好きで今だに見返してました。
なんとかしてLGSだけでも別媒体で楽しみ続ける事はできないだろうか……
オトメイトさんは、このマイナー作品をまだ愛してやまないユーザーがいることを知ってほしい…
クリムゾン・エンパイア
最初で最後のクインロゼ作品。何故最初で最後なのかというと私とシステムとの相性が最悪だったから。
例の如く谷山紀章が出ているので買ったものの、始めてみたら谷山が好みと真逆の系統だったので、とりあえず主人公が仕えてる鈴村健一王子様をやろうと思ってシステムわからず進めてみてたら、バッドエンドに辿り着き、王子様は処刑され、主人公も後追い自殺してしまった。
断罪のマリア
好きすぎて言葉が出ない
お店のポップに「前作にはなかったハッピーエンドを追加!」って書いてあったのを見て、それまではハッピーエンドが存在してなかったなんて、ヤバい地獄ゲームなんじゃないかって思って購入したら、想像を絶する絶望に襲われてまともなメンタルが保てなくなった。
正直、普段ゲームで重要視する「ゲームとしての丁寧さ」とか「シナリオの整合性」とかは酷いものだけど、それでもいい、大好き!って本能レベルで愛してしまった。
「神様も知らない内緒の恋」
っていうコンセプトも好き。
自分がミッションスクールに通っていたので聖書やキリスト教に関連する話は元々刺さりがちだったんだけど、それにしても聖書をMAX地獄解釈した結果、みたいなシナリオで血の涙が止まらない。
私は悪魔崇拝の秘密結社、ヘルファイアが箱推しな上に最推しがそこのNo.2のヴェガ君だったのでシナリオのカインとアベル厨二解釈が凄かった。追加された恋愛エンドで片目潰されたし歩けなくなっちゃうハッピーエンドも悪くなかったけど、サッドエンドがあまりにサッド、この世の悲しみと切なさの極みで今思い出しても胸が張り裂ける。
相当数のキャラがハッピーエンドで全然ハッピーじゃないの、逆に自分の妄想で頑張って幸福を補おうとしちゃうので沼を加速させてると思う。戦略的地獄。
ヒロインのマリアちゃんが阿澄佳奈フルボイスなのがアスミス好きの私大歓喜だったし、マリアが歌うエンディング曲が2曲どっちも激ヤバ麻薬ソングで大好き。「内緒の十字架」聴きながら108回は泣いた。
こうして見返すと、ネオロマを抜いているからか、シリーズものを纏めているからか、昔自分で思っていたよりも少ないなっていう印象と、あとは「シリアスと地獄が大好き」っていう自分の嗜好を改めて痛感しましたので、これからも新しい地獄をどんどん発掘していきたいなって思います。